家族療法は患者さんだけではなく家族も関係する心理療法です。
ここでは家族療法の特徴などを詳しく紹介します。
家族療法とは1950年代のアメリカから始まった心理療法で、
1980年代に日本でも始まりました。
家族療法では個人ではなく家族を対象とし、家族の力で問題を解決していきます。
家族療法の考えでは精神症状や問題行動は、
個人の周りの関係性から生じていることとして考えます。
そのため、誰が悪くて誰が原因になっているということは考えません。
また家族療法の特徴は、
過去の原因などに目を向けるのではなく、現在や未来に注目していきます。
家族療法が対象となるのは幅広く、限定されません。
過食症、拒食症、対人恐怖症、境界性人格障害、精神分裂病、アルコール依存症、
うつ病など幅広く適用することが可能です。
例えば、統合失調症やうつ病などの患者を抱える家族に対して、
病気に対する理解を深めてもらい、患者への対応の仕方などを指導することもあります。
患者さんだけではなく、患者を抱える家族の不安を減らし、
より前向きで具体的な対処の方法を身につけさせることができるのが、
家族療法の特徴になります。