行動療法

行動療法とは患者の行動を対象とする訓練療法になります。
行動療法とはどのような心理療法なのでしょうか?
ここでは行動療法について詳しく解説します。

行動療法とは

行動療法とは患者さんの症状や問題になっている態度・振る舞い・考え方について、
なぜ続いているのかを明らかにしてその症状や問題をなくし、
望ましい態度・振る舞い・考え方を身につけさせる心理療法です。
人間の行動というものは過去の経験や訓練によって学習してきた蓄積によるものです。
そのため行動療法では、
患者さんを困らせる行動や症状は誤って学習された結果であるという学習心理学、
または行動理論の原理に基づいて考えられています。

行動療法のポイント

行動療法では行動することで不安を解決することが大切です。
不安を解決する方法には、自律訓練法や筋弛緩法などのリラクゼーション法、
系統的脱感作法、エクスポージャー法などがあります。
態度や振る舞いを身につけさせる原理には「モデリング」というものを利用します。
患者にとって適切なモデルを見てもらうことで学習を効果的にします。
このように行動療法ではいきなり目標を実現するための行動をするのではなく、
少しずつ慣れていく方法が行なわれます。
そして実際の行動や体験を通じて、徐々に患者の不安を取り除いていくのです。

どんな心の病気に適用されるの?

行動療法は主に強迫神経症や恐怖症(恐怖神経症)、
PTSD(心的外傷後ストレス障害)などの治療に適用されることが多いです。
この中の、強迫神経症とはどのような病気であるかを以下に紹介します。

強迫神経症とは

強迫神経症は、現在では強迫性障害と呼ばれ、
自分の強迫観念や強迫行為に縛られて苦しむ、不安障害の1つです。
例えば何度も手を洗い続けたり、鍵の確認を何度も繰り返すといった強迫行為などがあります。
不安を強く抱いてしまう強迫観念とその強迫による行為(強迫行為)の両方を持つ人が、
約7割を超えるようです。