森田療法は1920年の日本で精神科医、森田正馬によって創始された神経症に対する心理療法です。
ここでは森田療法の特徴などを詳しく解説します。
森田療法ではまず患者さんの問診で神経質症を診断し、
神経質症を説明・理解させます。
その後、患者さんが望む生活行動に取り組めるように行動目標を立てて、計画を実践します。
このときに目標を果たすために細かい気配りを行いながら、
症状があっても"やれる"ということを体験させることで、症状を改善させていきます。
森田療法の特徴には以下の様なものがあります。
1.今の心のあり方の打破に重点を置き、過去を重視しない。
2.基本的には同じ治療原則で対応することができる。
3.症状を自然の現象としてあるがまま受け入れ、心を育てる。
4.目標を設定して実際に実践し達成する。
5.患者さんの治療意欲が前提
森田療法の治療方法には入院療法と外来療法があります。
もともとは入院療法が基本でしたが、
最近では通院治療による外来療法がメインになりつつあります。
その治療法の選択ですが、入院療法は重度や長期の方、
通院療法は比較的経度で短期の方という選択が一般的です。
森田療法は神経症に対する心理療法として創始されたため、
対人恐怖や広場恐怖などの恐怖症、強迫神経症、不安神経症(パニック障害、全般性不安障害)、
心気症などが主な治療の対象となります。