集団精神療法
集団精神療法は名前の通り、グループの中で自分の心の問題を和らげていく心理療法です。集団精神療法の特徴や適用されやすい心の病気について解説します。
- 集団精神療法とは
- 集団精神療法とは集団療法(group therapy)とも呼ばれ、集団で行う心理療法です。集団精神療法のやり方には同じ問題を持ったグループと、それぞれが異なる問題を持ったグループがあります。例えば、同じ問題を持ったグループでの集団精神療法では「アルコール依存患者の断酒会」がその1つに当てはまります。このような同じ問題を持った人が集まる集団精神療法での利点は、個々の気持ちや体験を共有できるということです。他の人たちとの治療的共感、所属感、支持などが生じ、患者さんにとって大きな助けとなります。そして、集団精神療法では患者さん同士の話し合うというところが、他の精神療法と比べて特徴的です。
- 集団精神療法に適用されやすい病気
- 集団精神療法はうつ病、神経症、摂食障害、統合失調症、薬物依存症、人格障害などの治療に利用されています。グループの人数は6〜8人程度が一般的ですが、大きなところでは30人〜40人のグループを組むこともあります。次は、上記に紹介した摂食障害について紹介します。
- 摂食障害とは
- 食事の量が極端に減ったり、増えたりすることを摂食障害といいます。そして食事の量が極端に減る摂食障害を拒食症といい、食事の量が極端に増える摂食障害を過食症といいます。どちらもその根底には、「やせたい」という強烈な願望が隠れているといわれています。拒食症が続くと栄養失調に陥り無月経、貧血、低血圧、低体温などの症状があらわれてきます。食事をとらないで体重が低下しているにもかかわらず、活発的で本人は太っていると言い張り、さらに痩せようとするのが特徴です。一方過食症は、急に暴食をする過食発作が特徴的です。太りたくないという欲求が強いため、暴食後に口に指を突っ込んで食べたものを吐き出したり、下剤などを用いて体重を減らすような行為も行なうことがあります。小学校高学年〜高校生までの女の子に特に多い病気のようです。
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